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海月のその表情を見て、理紫は目を瞠るとハァ…と盛大にため息を吐き、首を振る。
「理紫…?」
「久し振りの海月さんの可愛いさは、想像以上の破壊力…」
ゴチン…とハンドルに頭を伏せるから、クラクションが派手に鳴った。
「ちょっとっ!理紫っ…?!」
海月が反射的に理紫の肩に触れると、その手をグイッと掴まれる。
「…勘弁してくれよ。一体、俺をどーしたいの?」
「えっ…、どうしたい…って」
何を言われてるか分からない海月は、シートベルトを外され、されるがままに引き寄せられた。
「…俺は今すぐにでも、海月が欲しいの!抱きてーのっ!そんなの分かってっだろ?!」
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