第6話

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もう、恥ずかし過ぎる! 我慢出来ない! 「…わっ、私、時間無いから用意してくるっ!」 頬に手を当てたまま、海月は陽子の横をすり抜けて、家の中に飛び込んだ。 けれど玄関で、自分の履いてきた、ホテルの白い使い捨てスリッパを揃えることは忘れない。 その後、パタパタと廊下を駆けて階段をあがって行く…。 その姿を微笑ましく見守っていた理紫と陽子は、ふと顔を見合わせた。 「可愛いでしょう?」 陽子にニッコリと言われて、 「可愛いですね」 理紫もニッコリと返す。
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