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もう、恥ずかし過ぎる!
我慢出来ない!
「…わっ、私、時間無いから用意してくるっ!」
頬に手を当てたまま、海月は陽子の横をすり抜けて、家の中に飛び込んだ。
けれど玄関で、自分の履いてきた、ホテルの白い使い捨てスリッパを揃えることは忘れない。
その後、パタパタと廊下を駆けて階段をあがって行く…。
その姿を微笑ましく見守っていた理紫と陽子は、ふと顔を見合わせた。
「可愛いでしょう?」
陽子にニッコリと言われて、
「可愛いですね」
理紫もニッコリと返す。
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