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「お…、おはよ…」
ニッコリと微笑われて、ぽぉっ…としてしまった海月は言われた言葉を繰り返す。
理紫は微笑みを深くすると、海月の頬に指先で触れた。
「海月…、今、何時?」
「…7時半」
「……7時…、半?」
ぼんやりとする頭の中で、朝からあわよくばと思っていた理紫は、瞳を見開いて飛び起きる。
「7時半…っ?本当?」
「うん…」
「『うん』って…、海月、講義何時よ?」
「9時10分…」
「…マジ…かよ…」
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