第6話

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これって一体どうなんだろう…。 寸前でもう1度抗ってみたが、何んだかんだで言いくるめられ、結局2人でシャワーを浴びることとなる。 背中合わせで身体を洗い、時折触れる理紫の体温に、海月は意識し過ぎて心臓が破裂しそうだ。 「…俺と一緒に風呂入るなんて、初めてじゃないだろ?」 納得出来ていないような理紫の言葉。 「だっ…」 だって…っ! 初めてじゃないけど、前だって、一緒に入ろうとして入った訳じゃ…。 「…ていうか、こんなに暗くちゃ、何ンも見えないんですけど」 「電気付けちゃダメだからっ!」 「……ハイハイ」 暗い中、苦笑するのが分かるから、海月は口唇を噛んで理紫を睨んだ。 「こっち見ちゃダメなんだからね!」 「……見ませんよ。それより海月、俺のこと気にする前に手ぇ動かせ」
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