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「無理、
無理、
無理、
無理!
絶対に無理!!」
私は力の限り強く拒否した。
明日だなんて常識でも有りえない。
男の申し出は明らかに異常を期しているとしか思えなかった。
『じゃあ、
明後日』
「無理!」
もちろん間を入れず拒否。
『はぁ?
往生際が悪いな……。
住所も分かってるし勝手に行くぞ?』
誰が往生際が悪いのだと、
一つも変なことは言っていないと、
男に言ってやりたかった。
でもこの男には無駄なことで、
ただ疲れるだけ。
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