第2夜 魅惑の口付け

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――― ――――― ―――――――― …………しまった。 樹利は目を閉じながら、自分がベッドに寝かされて、どんどん拘束されていくことに多少の焦りを感じ始めていた。 俺もパリスも『普通じゃない施設』育ちで、多少の毒やクスリは効かないカラダだ。 だから勿論、催眠スプレーも目には染みたけど、本当は効いてなかった。 効いた振りをして、何をされるか様子を窺っていたんだけど…… そこまで思い、そっと薄目を開けると自分を取り囲むのは全裸の細マッチョな男達。
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