第1夜 Crazy Moon

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「く、くそ、覚えてろよ」 床にひれ伏したままそういう信者に、 「大丈夫、心配しなくても、なかなか忘れられない出来事だから」 と樹利はその信者の肩に手を乗せた。 「って、樹利。早いところ出よう」 顔を引きつらせながらそう言うパリスに、 「了解」 と建物を出て、出入口である正門へと向かうと、 「あんちゃん達が曲者か」 難田組組員がライフルを手にズラリと一列に並んでいた。
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