第2夜 魅惑の口付け

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「そう、俺は男の子にはキョーミないんだけど、パリスが俺のことを大好きすぎて。他の奴とイチャつくだけで、ああして睨むんだよ」 「やだ、かわいい!」 「かわいいだろ?でも俺、男を抱く趣味はないから、いつも言ってるんだ。 『俺を想って一人でシてね?』って」 そう言った瞬間、 「樹利、ちょっと……」 とパリスは冷ややかな表情で背後から襟をつかみ、 「パリス、怖~い」 と口に手を当てた樹利に、皆はドッと笑った。
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