第2夜 魅惑の口付け

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――― ――――― ―――――――― 「もう、何考えてるんだよ!俺たちはなんの為にこのホストクラブ『Angel』にいるか分かってる?」 店の裏口から外に出るなりそう声を上げたパリスに、 「タダ酒飲んだ上、バイト代をもらうためです」 と樹利はピッと手を上げた。 「……ふざけない」 低い声でそう告げたパリスに、 「すみません、はい。潜入捜査の為です」 と樹利は肩をすくめた。
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