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「そうか、そう言うなら好きにするといい。ただ客を回したりもしないし、教えてやることも助けてやることもないと思うけど?」
冷ややかにそう言う雅に、
「客は回してもらわなくて結構っすけど、わからないことは教えて下さいよ、同じ店の人間じゃないっすか、先輩」
と樹利は笑みを見せた。
「……俺は忙しい。誰か他の奴に聞け」
「俺もな」
「僕もー」
と四天王は踵を返して、方々に散った。
クソ生意気な新人め。
ブッ潰してやる!
という四天王の怒りが背中から滲み出ているようだった。
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