第2夜 魅惑の口付け

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樹利は颯爽と歩きながら、前方にいる雅を見て、 「雅さん、ちわーす」 と笑顔で手を上げた。 「ち、ちわーす、じゃねぇよ。お前までどうして大名行列してるんだよ?」 そう言って睨む雅に、 「大名行列? いや、これはたまたまそこで会って一緒に来ただけっすよ。 そんじゃ、お先に」 樹利はそう言って軽く手を上げて、店へと歩き出した。
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