第2夜 魅惑の口付け

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その後も和気あいあいかつ、賑やかに時間は進み、 「樹利さん、さっきのはマジで凄かったです」 と愛らしい大きな目を輝かせながらそう言う光に、 「ああ、あの剣幕の若頭を瞬時に大人しくさせるなんざ、並みの男に出来ることじゃねーな」 とタバコを咥えながら髪をかき上げる譲司。 「いや、たまたま顔見知りで助かったよ。木刀とか怖いし」 ニッと笑ってそう言う樹利に、 「全然怖がって見えないし」 と皆が笑っていた。
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