第2夜 魅惑の口付け

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「こうやって、体内をコントロールできるんだから、あの施設には感謝だな」 そう言って笑う樹利に、パリスは苦笑を浮かべた。 「……『感謝』だなんて、微塵も思ってないくせに」 「まぁ、でも便利なカラダには違いない。多少の毒じゃあ死なねぇし。 先シャワー借りるな」 そう言った樹利に、「あ、うん」と小さく頷いた。
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