第2夜 魅惑の口付け

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「飽きた?」 「ああ、ホストやるの飽きた」 「え、どうして?結構楽しそうにやってるなぁ、と思ってたけど?」 口にはしないけど、もしかして『天職』じゃないかと思わせるくらいに。 「今日だって色々見事だったし」 いや、別にホストでいてほしいわけではないんだけど。 ただ、なんとなく意外で。 そう思っていると、樹利は大きく息をついた。 「もう限界なんだよ」
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