第2夜 魅惑の口付け

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「ま、まぁ、枕営業とかは良くないし、しないのは偉いとは思うけど」 「ああ、我ながら意外に真面目だって、自分で自分を褒めてやってる」 「そうなんだ……」 「でも、もう二か月だぜ? 二か月も毎晩女とイチャつきながら、手を出せないって、まるで空腹のシェフだよ」 強い口調でそう言う樹利に、 ……その例え、上手いのか上手くないのか。 とパリスは顔を引きつらせた。
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