第2夜 魅惑の口付け

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「ま、まぁ、そうだね。早く解決させよう、うん。 それじゃあ僕もシャワーを……」 と話を早々に切り上げてバスルームに向かおうとすると、 「パリス」 樹利はその手首をつかんで、パリスを背後から抱き締めた。 「な、なに?」 「男の子とは寝ない主義だけど、こうなったらパリスでもいーかな」 「は、はい?」 「というわけで一緒に寝よう」 と樹利はパリスを強く抱き締めて、そのままベッドに倒れ込んだ。 「って、樹利、ふざけるのもいいかげんに!」 パリスが勢いよく上体を起こした時には、樹利はスースーと眠りについていた。
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