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樹利とパリスはいつものようにコーヒーにトースト、目玉焼きといった朝食をテーブルに並べ、椅子に腰を掛けた。
「さて、ミスターXは誰なのか」
こおばしく焼けたトーストをサクッと食べながらそう言う樹利に、
「影響力があるのは四天王なんだろうけどね」
とパリスも頷きながらコーヒーを口に運んだ。
「四天王かぁ、雅っちがトップだっけ?」
そう言う樹利に、パリスは眉をひそめた。
「その呼び方やめなよ。あっちは樹利にメラメラしてるのに、そんな風に茶化さなくても。
尊敬してるとか言ってさ」
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