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「これは?」
「ここで『一流』と認められたホストに届く招待状だよ」
「……誰から、このカードが?」
「影のオーナーから」
小声でそう耳打ちした譲司に、樹利は眉をひそめた。
「……このカードを忍ばせたのはあんたか?」
「いや、それは俺じゃねぇけど。いつもこうしたカードは、いつの間にか届けられるんだ。なかなかファンタジーだろ?」
そう言って笑う譲司に、
「そうだな、ちょうど退屈して来ていたところだし、この『ファンタジー』を楽しませてもらおうかな」
樹利はカードを手にニッと笑った。
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