第2夜 魅惑の口付け

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樹利はそのままホテルに入り、指定された部屋へと向かった。 Pホテル最上階スイートか。 一体どんないかがわしいパーティが行われてるんだ? そう思いながら部屋のインターホンを鳴らすと、 「どなた?」 という女性の声が聞こえて来た。 ……女。 「樹利です」 「どうぞ。鍵は開いてるわ」 その言葉に小さく頷き、扉を開けた瞬間、『シューッ』と顔面にスプレーを吹き付けられ、 「……ッ」 樹利はそのまま膝をついた。
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