第2夜 魅惑の口付け

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「色々復讐を考えたのよ。 縛りあげて、この鞭で叩きつけるとかね。 けど、やっぱり私、あなたの綺麗な顔とカラダは好きなのよ。傷付けるのは忍びなくて。 それでね、あなたが最も嫌がる方法を考えたの」 そう言ってニィッと笑う桐華に、樹利は苦笑を浮かべた。 「……あんまり聞きたくないけど、どんな方法?」 「それは勿論、ここにいる男達にムチャクチャにしてもらうの。 髪をつかまれて無理やりアレを口の中にねじりこまされて涙目になる姿や、全力で拒否しながら複数の男に押さえつけられて貫かれる樹利の姿を肴に、私は極上のロマネ・コンティを飲むの。 勿論動画も撮って、私の宝物にするつもりよ。 ああ、想像しただけでゾクゾクしちゃう」 そう言って自分を抱き締める桐華に、 「…………このドS女」 と樹利は息をついた。
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