第2夜 魅惑の口付け

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「……で、『影のオーナー』ってのはお前なのか?」 そう言って強い眼差しで見据えると、 「影のオーナー?なんのことよ?」 と桐華は眉をひそめた。 「ドラッグをホストに横流ししたりとクラブを影で操ってるのはお前かって聞いてるんだ」 冷ややかにそう尋ねると、 「そんなことするわけないじゃない、馬鹿じゃない?」 と桐華は腕を組んだ。 ……目に嘘がない。 これは依頼とは別件か。
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