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「ゆかりさん、もうすぐランチ休憩時間だと思うんですが、お食事しながら、父の話を聞かせてもらえませんか?」
胸に手を当てて優しく微笑んだ樹利に、ゆかりは頬を赤らめながら頷いた。
「え、ええ。今はどうせ仕事にならない感じだし、今から早めに休憩に入っても大丈夫です」
「それは良かった。それじゃあ、オススメの場所がありますので」
樹利はそう言ってニッコリと微笑んだ。
「ああッ!」
気が付くとゆかりはホテルの一室にいて、ベッドで激しく乱れていた。
自分を抱く男は眩暈がするほどにイイ男というだけではなく、きっと何か特別な媚薬のようなものを発している気さえしていた。
さっき会ったばかりの男に抱かれて、こんなに乱れるなんて。
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