12918人が本棚に入れています
本棚に追加
/347ページ
だけど、もうどうでもいい。
与えられる快楽に何もかも流される。
まるで麻薬のようだ。
「ゆかり、教えて。父は何を調べていたのか」
耳元でそう囁く。
決して誰にも言わないでほしいと社長にお願いされていたこと。
言っちゃいけないと思っているのに、長い指に翻弄されて、何もかもわからなくなる。
「しゃ、社長は…………」
気が付くと、全部喋ってしまっていたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!