おまけの月夜

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「え、ええ?どうして僕までトナカイ?」 「バカ、お前も着ないと、俺一人でバカみたいだろ?」 「いや、僕だけバカみたいだから」 「ほう、高貴なお方はトナカイなんてなれないってわけだ」 と、わざとらしく肩をすくめる樹利に、 「き、着られるよ!」 とパリスはムキになってトナカイの衣装を取り出した。 それは楽しいクリスマスイブだった。 【おまけの月夜】 TheEND
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