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「お前らに心ってもんはないのか!?だいたいなぁ…が…で……」
私はため息をつきながら外を眺める。
…どうして大人はいつもこうなのだろうか。
ふと周りを見渡しても大半が鬱陶しそうな顔だ。
もちろん私もそのなかのひとりではあるが。
「春上!!聞いているのか!?」
「はい、もちろんです。」
言葉だけ取り繕う。
春上とは私の名だからだ。
周りは私の反応を見てクスクスと笑う。
真剣に聞いていないのは一目瞭然である。
ただひとりを除いて。
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