第1話

『ドゥハハハハハハ！我輩は高貴な悪魔、デーモンオグレ閣下様だぁ！我輩を喚び出したのはお前らから？！』

亀山「っえー！？ほ、ほ、ほ、本当に何か出やがったぁぁぁぁぁ！」

鶴澤「っ、あの拾ったやつ、本物だったのか…」

亀山「ひ、拾ったやつだったのか！」

鶴澤「はいっす。」

閣下『こら人間！我輩を置いてきぼりにするな！』

亀山「っえー！？って、いうか、あんたのそのナリ、まさかのデーモンこ…」

閣下『違うわぁ！
チッチッチッみなまで言わせぬぞ！』

亀山「っ、ちくしょー。声も顔も同じなくせに、大人の事情きやがったか！」

鶴澤「だからそれなんすか？っていうか、どこから見ても、聖飢…のデーモンこ…」

亀山「っばかやろうっ！
全部言ったらエ☆ブに怒られるだろうが！」

閣下『そういうことだ！
さ！人間よ！お前らのネガイはなんだ？』

亀山「ま、待て！まさか叶えた後に、お前を蝋人…とか言わないよなっ？！」

閣下『我輩を、あんな世を忍ぶ仮の姿の輩と一緒にするでない！
我輩のマジナイはそんな低レベルな奴らが言うものとは違うのだ！』

亀山「っ、なら！俺をイケメンにしてくれ！」

鶴澤「っ、先輩っ…？」

閣下『ほぅ…。イケメンとはなんだ？』

亀山「っなに！イケメンが通じないだとｯｯｯ？！

…なら、俺を美男子にしてくれ！
誰がみても、世界中のみんなが惚れ惚れする男にしてくれ！」

鶴澤「…ちょ、それはやばいっすよ！」

亀山「なんだ鶴、羨ましいのか？
それとも見下してきたやつが自分よりイケメンになるのが悔しいのかぁ？」

鶴澤「…、先輩、そんな風に思ってたんすか？…
俺は…っ」

閣下『ドゥハハハハ！お前のネガイはわかった！
ではいくぞ！

♪っ…つかもうっゼット♪ドラ…ン…ボー…っ！』

(ボンッッッッ！）

亀山「また煙かよ！っていうか、それってば大人の事情に諸カブってんだろ～～～～～～！」

俺はその言葉を最後に気を失った。