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教室に向かう途中、辺りを見ると当たり前だが知らない顔ばかり。
緊張が募る。
教室の前に来ると中はすでにざわついていた。
「奈津美ー。緊張するね」
少し怖じ気づいてると「大丈夫」と軽く背中を押された。
「佐々木らも同じクラスみたい」
奈津美がすばやく教室の中をチェック。
とりあえず黒板に書いてある自分の席に鞄を置いて奈津美ところに行った。
奈津美はすでに佐々木らのところにいてなにやら騒いでいた。
「どうしたの?」
覗きこむ。
―――目を疑った。
だって目の前にアイツ……木村 竜哉がいたから。
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