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祖母ちゃんと料理をするのは、楽しかった。
だから、祖母ちゃんが亡くなった後、ここで料理を出す店をやりたかったんだ。
俺が作る料理は、居酒屋っぽくないものもあるが、祖母ちゃんの店はカフェバーみたいなお洒落なもんじゃないし、何より気軽な方がいい。
・・・なんて思って店を開いたら。
なんで人間じゃない客ばっかり来るようになったんだろう。
そんな思いでちょっと溜め息をついたら、服の裾を小さな手がつん、と引っ張った。
「あ、ごめんね、まりちゃん。何でもないよ?」
この子の前で、溜め息はいかんな。
さて、続きをするか。
少しでも楽しいパーティーにしないとな。
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