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琴子さんが持ってきてくれたのは、いかにも高級そうな寿司の詰め合わせ。
「美味しそう!」
「でしょう?」
魚好きな珠美さんは、のぞき込んで喜んでいる。
「遅れてごめん。わあ、まぶしい!すげえ!」
木戸が、電飾を見て驚きながら入ってきた。
こいつも幹事の一人のはずだ。
珠美さんと一緒に、他の参加者に連絡をするって言っていたはずだから。
「泉実さん、肉持ってきたよ、肉。焼いてよ。」
料理を持ってきたんじゃないのか、木戸よ。
彼が差し出したのは、大量の味付きカルビ肉だった。
おまえ、値札ついてるぞ、スーパーの。
焼き肉希望なんだな。
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