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しばらく涙を流していたけど ブルッと寒さに体が震えた。
公園の 時計を見ると 彼が去ってから もう やがて30分たとうとしていた。
ふと 背中に視線を感じて振り向くと ベンチに男が1人、こちらに顔を向けているのに 気付いた。
男は 深くキャップを被っていて 表情は伺え無いけど 確かに私を見ている。
急に 今までの一連を見られていたのではと 我に返り恥ずかしくて私は サッと目を逸らした。
振られて泣いているところを 見られて 最悪だ。
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