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「綾、まだ怒ってる？ ……ごめん、あの事は忘れて欲しい。綾が好き過ぎて、ちょっとおかしくなってしまったんだ」
「……」
なんて返事をしたら良いのか分らない。
いつも助けてくれる優しい、るい。
庇ってくれる頼もしい、るい。
……首を絞めた、るい。
何を信じれば良いのか分らない。
「僕はいつだって綾の味方だよ。信じて欲しい。綾がいけないんだよ、魅力が有り過ぎるから。はははっ」
――笑えない。
「離れて歩いて。もうこれ以上、虐めが酷くなるのは嫌なの。離れてよ！」
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