第12話

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 一時的にゲームだけを部屋に非難させようと思った。 布団の中へゲームを押し込み、包んであげた。横にはそっと、縫ぐるみも側に寄せる。少しは落ち着くだろう。 リビングからは怒鳴り合いが聞こえる。小さい頃、いがみ合う両親たちを思い出した。 「女でしょ? だったら誰よ! 早く言いなさいよ!」 「女性なのは確かにそうだが、仕事の電話なんだよ! 分ったよ、もう掛けないように言うから! 落ち着けよ!」 あの頃の出来事がまるで蘇ったみたいだ。 馬鹿らしい喧嘩に加わるのは意味が無い。私に仕返しできることは、このブログだ。この騒ぎの間に更新してしまおう。 パソコンの電源を強く押した。
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