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私は男の迫力にのみ込まれそうになりながら
私は仕方なく頷くしかなかった。
それを確認すると男はゆっくりと話し出した。
※
神崎に呼び出され店に行くと
カウンターには完全に酔いつぶれうつ伏せる咲穂の姿があった。
デジャヴかよ……。
昨日に似た風景に少し呆れてしまった。
昨日の今日でコレとは学習能力が無いというか、
馬鹿というか……。
本当に危なっかしいヤツだと思った。
「よ、お疲れ。
早かったな」
予想通り嫌な笑みを浮かべた神崎が
俺を迎え入れてくれた。
「そうか? 普通だろ」
酔いつぶれる咲穂の隣に座り、
急いで出てきたくせに素知らぬふりで突き通すが、
そんな嘘が神崎に通じるわけもなく
自らドツボにハマってしまった。
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