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どちらかというとお酒よりも今は
咲穂が神崎に何を訊きに来たのか、
そして神崎はどこまで咲穂に話したのかが気になっていた。
「で、咲穂はなんて?」
「うーん、
昨日の事、
全然覚えていないみたいで
かなり慌ててたかな?
というかお前、
咲ちゃんに何したんだ?」
しまった、
訊き方を誤ってしまった……。
他人の事は言えないが
一癖も二癖もある相手に
ストレートに質問を投げかけてしまった。
これでは自ら罠にハマってゆくようなもので、
こっちが質問側だったのに
立場が逆転してしまう恐れがある。
神崎なら家の事情を知っているから
話しても大丈夫かな?
ふと思ったが
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