朝再び…

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でも男の唇はまだ私の首筋に触れるか触れないかの微妙なところで留まっていて、 早く離れてほしいと思いながらも 咄嗟に上手い言葉が見つからず 男の出方を待つが、 私を見つめたままピクリとも動かない。 不思議に思っていると 少しの間をあけて 男が驚いたように顔を上げ私を見た。 「……あれ?」 そして男が最初に口にしたのはコレだった。 何故か今一、 状況を把握できないないといった感じで私を見ると、 不思議そうに部屋を見回しだした。 私はよく分からかったが、 男がボーっとしている隙に 少し乱れた服を直した。 「退いてよ!  いつまでそこに居るつもりよ」 私に覆いかぶさったままボーッとして退こうとしない男に痺れを切らし 思いっきり押し退ける。
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