1426人が本棚に入れています
本棚に追加
ベッドの手前で足を止め尋ねると
男はもう一度手招きして、
私は男との距離を気にしながら
ベッドに手をつき少しだけ
身を乗り出した瞬間、
腕を掴まれ一気に引き寄せられる。
あまりに一瞬のことで抵抗するまもなく気づくと
男の腕の中にすっぽりと収まってしまっていた。
慌てて身体を離そうとしたが、
男はまた私の首元に顔を埋めながら
服の中に手を滑り込ませてきた。
「やだ……、
ちょっと!」
身をよじらせる私に男は「静かに」と甘く耳元で囁いた。
その言葉に……
声に不覚にもドキンと鼓動が跳ね、
また流されそうになってしまう。
久しぶりの感覚に酔いしれ飲み込まれてしまいたい
と思ってしまいそうになる気持ちをグッと堪え
手を突っぱね男の顔を押し退けた。
「ちょっと!
何するのよ、
離して変態!!」
最初のコメントを投稿しよう!