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止めた時にはすでにボタンはほとんど外されていて、
ブラジャーが露になってしまっていた。
「何って…決まってるだろ?
昨日の続き」
当然のように言う男に驚き、
突っぱねた腕の力が緩んでしまった。
その隙にと男が顔を近づけてきたが、
すぐに気づき
慌てて押し退け男を睨んだ。
「続きって何の続きよ!?」
まるで昨日、
何かあったかのような意味ありげな男の言葉に私は声を荒立てる。
だって昨日とは違い
今日はちゃんと服だって着ている。
それに“何か”があったか無かったかくらい自分でも分かる。
だから何もなかったと強く言い切れる自信はあった。
「また覚えてないのか?
ま、
昨日は途中で寝てしまったからな……」
でもまだ男は私の上に覆い被さったまま呆れた顔で見下ろし、
ため息をつくと
面倒臭そうに眉を潜めた。
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