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男と暮らし始めて二週間が経とうとしていた。
――その間に分かったこと……
仕事は九時からで夜は大体十九時頃には帰ってくること。
そして夜は必ず晩酌。
夕飯時とあと、
お風呂上りに一本。
そのおかげで私も気兼ねなしに飲むことができて助かっている。
そしてご飯を済ませると
借りてきたDVDを見たり、
テレビを見たりして
一緒にリビングで過ごす。
私がお風呂に入りに行っている間に別室の部屋で仕事をしているらしく
私が寝る二十四時になっても寝室に来ることは一度もないが、
朝になればちゃんと隣で寝ている。
仕事が忙しいならDVDやテレビなんか見ないで先に済ませてしまえばいいのにと言ったけど、
｢俺なりのリズムがある｣
と訳の分からないことを言い変えることはなかった。
朝が苦手な私。
でも私がご飯作るべきかと思い、
頑張って起きようとしたが
今まで親に甘えに甘えていた私にはかなり厳しいものがあった。
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