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昼休みを利用して容子にそれとなく相談をしてみた。
さすがにあの晩のユキのことまでは言えず、
佐藤さんのことだけ。
あとユキも気のせいか少し様子がおかしかったこと。
――そして良平のこと。
話すとやっぱり佐藤さんの印象が悪かった容子は
すぐに佐藤さんについて悪態つきだす。
私も佐藤さんは苦手で
フォローする言葉も見つからず
苦笑いしか出なかった。
容子曰く、
佐藤さんは引っ掻き回して楽しんでいるとこがあるから
気にしなくていい。
多少は、
腑に落ちないものの私もそうなのかな？
とも思っていた部分もあり容子にも言われ渋々、
納得する。
佐藤さんがわざわざ私に会いに来たようにも見えたのも偶然で、
ユキに違和感を覚えたのは私の気のせい。
たまたま偶然が重なり過ぎたんだと言い聞かせ、
容子との電話を切った。
電話を切った後は容子に話したせいか、
幾分かは気持ちが軽くなっていた。
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