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彼女と初めて出会ったのは神崎の店で、
俺がちょうど勤めだして一年目の頃。
当時、
俺は学生と社会人の違いや人間関係に嫌気がさしていて、
かなり荒れていて
よく佐藤と二人でよく仕事や会社の愚痴をつまみに
飲みに出かけていた。
――そんな時、
俺は彼女と出会った。
週末、
いつものように佐藤を誘い飲みに行こうと誘うが、
珍しく先約があると断られ
俺はやるせなさを感じながら
一人寂しく神崎の店に行った。
そしてドアを開けた瞬間、
目に飛び込んできたのはカウンターで一人飲む彼女の姿。
彼女は……
愛子は見るからに“大人の女性”といった感じで不覚にも俺は一瞬、
目を奪われ“絵になる”とは、
こういうことを言うんだろうと初めて思った。
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