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ユキの話を聞いて私も
愛子さんが突然姿を現すんじゃないか
と内心ドキドキしていた。
でも結局会うことなく数日過ぎ、
私の中での不安感も消えていった。
元々、
ユキはすごく心配していたが、
私には愛子さんがそこまでしてくるとは考えられなかった。
私もユキの考えすぎだと思い、
あまり深くは考えてはいなかった。
それにユキの番号は知っていても
私の番号を愛子さんが知っているわけない。
そう何度も偶然出会うなんてことも有り得ないのだ。
ユキの話を聞いていると
愛子さんが怖い人の様に思えた。
でも初めて愛子さんと神崎さんのお店で会った時も
優しい感じの楽しい人だった印象しかない。
ただ少し、
他人の事は言えないが
お酒が入るとちょっとタチが悪いかもしれない。
でもユキが私と愛子さんの接触を嫌がっているのは確か。
悲しいけど会う可能性のある神崎さんのお店には
暫く行かないことにした。
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