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代わりにというか容子がやけに気にするから、
いつもは頼まない刺身の盛り合わせを頼んで納得させた。
それから容子と今井さんの話を聞き、
二人の順調さにホッとした。
でもあまりに幸せそうな容子に嫉妬しそうになる。
幸せではあるけど、
一難去ってまた一難って感じの私たち。
聞かれなければ愛子さんのことは言わないでおこうと思っていたが、
やっぱり聞かれ、
私は渋々愛子さんのことを話した。
愛子さんとユキが昔少しだけ関係があった事。
突然現れ、
私たちの間をかき乱しだした事。
愛子さんの離婚の事。
そしてさっきのやり取り。
でも佐藤さんのことは今は関係ないから敢えて伏せておいた。
私の話を聞き終わり容子が最初に口にした言葉は
「何それ!」
――だった。
私は返す言葉もなく苦笑いを浮かべるしかなかった。
悪い人ではないような気はするが、
さすがに愛子さんをフォローしてあげれない。
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