それぞれの決意

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「で、 いつにする?  家に行くの」 そして最近話すようになった私たちのこれからについて話を戻した。 「平日の夜でもいいから、 お義父さんの休みに合わせようかと……」 あの日以来、 私たちは愛子さんに邪魔されているようで、 少しずつだがちゃんと話を進めていた。 先にうちの両親に挨拶に来ることになったのはいいが、 相変わらずユキは自分の両親のことは言わない。 この間ユキの話を聞いた手前強く言えないが、 さすがにそろそろキチンとして欲しいっていうのが本音。 私はメールで送ってもらったお父さんの休みと 自分の予定を照らし合わせているユキの横顔を見つめる。 「ん? どうかしたか?」 視線に気づいたユキが顔を上げ私に目線を移してきた。 ――尋ねられても答えにくい。 私は言いにくそうに苦笑いを浮かべるだけで やっぱり答えることが出来ない。
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