ni話

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「え?あ、ありがとう」 「いえいえ」 小声でやりとりして屈みながら席へ戻る。 「こういった感じだ」 「なるほど…」 ミスドの景品の小さい手帳を取り出して何やらメモし始めた。 「女子に優しくし続ければ自然と寄ってくるよ」 「そう上手くいくかぁ?」 「そこの二人!さっきから喋ってばかりだが…この問題が解けるか?」 担任教師が俺らを指差して黒板の問題を指差す。 そこには中学二年で習ったような数式が書かれている。
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