ni話

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「最低限は頭が良くないとモテないぞ」 「…!?」 いや、そんな目から鱗。みたいな顔されても。 「愛されおバカキャラじゃ…ハーレムは作れないのか…?」 「いや、まあバカでも愛されてるんならいいんじゃねえ?」 「だよな!」 小声でやりとりしながらも俺はノートにしっかり写してるが、林原は全く写してない。 中学校の時みたくまたギリギリでノートを貸すハメになりそうだ。 「ほら、お前の隣の女子が筆箱落としたぞ、拾ってあげれ」 「!おうよ!…はい!」 「え、あ、ありがとう…」 イスをガタガタ言わせながらえらく気合い入れて拾ったな、あいつ。
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