擬人化料理.1

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擬人化料理.1

里芋の衣担ぎ(サトイモのキヌカツぎ)。  泥を落とした里芋の上下を切って塩茹でする簡単な料理。帯状に残った皮を摘まんでスナック感覚で召し上がれ。  はい、擬人化します。  サトはそこにへたり込んだ。  藁で編んだ樽のような衣をソデを通さず、胸元で吊すようにつかんでいる。  湯上がりで火照った身体はしっとりと濡れて艶っぽい。顔もほんのりと赤い。  ちらりと覗く肩から鎖骨は無垢な柔肌を感じさせ、衣を剥ぎ取ったら…。  はい、ここまで。  めんどくさかったら、キングダ△のテンや糸色望先生のコモリさんでイメージしれ。ミノムシ属性が君を導く。  全国のサトさん、サトウさんで補完したら変態認定です。  ちなみに私は皿に張りついてぬるぬるした下の口を舐めるのが好きです。  と想像してニヤニヤして食べてたら母は察したらしく二度と作ってくれません。
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