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エロ本
興味と好奇心を満足させる書物。その歴史は古く、捕らわれの姫やそれに纏わる英雄伝、女癖の悪い主神、女神像、傾国の美女などその片鱗がうかがえる。
風紀を乱す原因として、厳しい禁止令を課されるが、これは英雄像だの女神像だの地獄絵だの隠語だのモザイク修正だのを以てのらりくらりかわされるのが世の常。
性の教科書と考える童貞ちゃんも多いが、雑誌のレポートを見ると、驚くほどいろんな性癖がある。
どのようなやり方が夜の生活に相応しいか、相手と考えていきましょう、ごちそうさん。
どのようなシチュエーションで燃え立つのかが賢者の使い道。
姉妹がいる男子には非常にハードルが高い。と思っていたが、さて果てどうやら。
練り羊羹のネリヨは妹のミズヨが最近おかしいと感じていた。
ことある毎に突っかかってくる。
言葉にトゲがある。
身に覚えもないのに、変態、と呼ばれたときには流石にヘコんだ。
きわめつけは深夜に聞こえる奇声、嬌声。もう、お兄ちゃんも気になって眠れないよ。
妹の留守に部屋に忍び込んでみた。バレたら怒るだろうな。
そして見つける、ベッドの下の大量の白玉粉にまみれた妹萌え本を…
その時のあまりのショックに階段を駆け上がる足音に気が付かなかった。
ネリオ(実は夫)「というシチュでお願いします。」
ミズヨ(実は嫁)「いや、わけわからん。」
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