擬人化家電.1

2/3
前へ
/28ページ
次へ
掃除機  一般に空気減圧ポンプを利用したバキュームクリーナーを指す。空気と共にゴミを吸い込み、減圧機手前の集塵容器にゴミを分離して溜める機械。集塵容量が大きくできるのが特徴で、それにともなって減圧機の電磁モーターが重くなる。  他にもブラシを回転させてゴミを掻き取る掃除機。水や薬剤、ときには炎を吹きつけてゴミを取り除くものもある。  間違いました。炎は吹きつけてません、危険です、空気でした。炎は古いタイプの無菌作業台に点灯して空気中の塵を燃やします。  さて、どの掃除機にしようかな?  北斗の拳にしよう。  モヒカン「汚物は消毒だー!!」  19XX年、世界は核の炎に包まれた。  だが、人類は掃除機に生きていた。  「貴様には(頑固汚れに対する)欲望が、執念が足りない。」  ユリアを汚れ扱いしてしまった。  「サイクロンクリーナーの前では貴様の紙パックなどゴミくず同然だ。」  紙パックをゴミとして捨てなくなった。いい時代になったものだ。  「高圧洗浄機は美と知略と文化財保護の星」  「ハッ!?美しい‥」  南斗聖拳の中でも一番キレイ好きそう。ケルヒャー。  「盲目にはなったが、センサーは開いた。」  心を開いて下さい。  「汚物は消毒だー!!」  「退かぬ、媚びぬ、省みぬ!  ルンバに逃走(バック)はないのだ!!」  ないのだー!! なんか違うのでおまけ。  うちは紙パックと専用集塵ケースとが両方使える掃除機クリナ、  「今日は危険日だから紙パックにして。」  「べつにいいじゃん、無しでしようぜ。」  しかし、ゴミはクリナの吸引力に負けて中にぶちまけてしまう。  「ばかぁ、フィルターがつまっちゃうよう。」  運良く(?)フィルターが詰まらず、今度は紙パックで励む二人。  「すごいゅよ、ゴミちゃんで紙パックがパンパンだよぉーっ!?」  「クリナぁ、まだ出すぞ!!」  「もっと来てぇ!きゅぃぃぃぃいいいいぃぃんぅぃぅぅぁん!!」  生き物がいると擦り切れたり、吐き出したりしてゴミがでる。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加