プロローグ

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「今日帰り本屋寄っていく約束だろ」 「ん、そうだっけ?」 「そうだよ。速く行こうぜ」 翔はせかした。透はわかったわかったと言いながら歩き出す 「二人ともどこ行くの?」 と二人は聞き慣れた声に振り返る 「なんだ美幸か」 そこには一人の少女が立っていた 翔は無視して早歩きで歩き出す 彼女の名は青空美幸 いつも翔と透に引っ付いている活発的な女の子だ。 翔と美幸は幼稚園からよく連んでいた仲、そして小学校の頃透と出会った… 最初は小心者で学校でいじめられていたのだがその道から翔と美幸が引きずり出したのだ。まぁ、その話はいつか話すとしよう 「なんだとはなによ?」 美幸は頬を膨らませ翔を睨んだ 「これから本屋行くんだよ」 だから着いてくんな 透は美幸に言った 「私も行く」 シュビ!と素早く手を上げた美幸に翔が怒鳴る 「来るな!!」 「行く!!」 「来るな!!」 「行く!!」 透はどうしたものかといった様子で見守っている 二人の討論はしばらく続いた そして結局透がその場を収め、美幸は着いて来ることになった
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