550人が本棚に入れています
本棚に追加
巧side
……さて、これで、レイナーレも仲間になったし、任務完了だな。
「……アザゼルさん？どうしたんですか？」
「あ、圧倒的じゃねぇか!?」
さっきのは本気は出してないし、全盛期の二割も出てないっすよ、アザゼルさん。
「……転生者って、皆、こうなのか？」
う～ん。
「……どうでしょう？俺の場合は、【特訓】してたんで、分かりません」
「そうなのか？」
「はい。やはり、力を過信したら、ただの雑魚になりますかね。まぁ、雑魚って、言っても、能力によっちゃあ、上位悪魔と同クラスですけど」
「マジか!?」
「マジですよ、アザゼルさん」
「また、転生者が現れる可能性は、あるのか？」
そういうことはリィンに聴くのが一番だな！
【リィン。俺の他に転生者が現れる可能性って、あるの？】
【はい、可能性はあります。残念ながら、私は、この世界の管理者じゃないので】
【ふ～ん、じゃ、転生者が、送り込まれたことは、分かる？】
【はい、可能です！】
【なら、他の転生者が、現れたら、教えてくれ】
【はいっ！】
「お、おい、巧？」
「あっ、すいません。はい、他の転生者が現れる可能性は、ありますね」
「そ、そうか」
「ね、ねぇ？」
「ん、どうしたの？レイナーレ？」
「……転生者って、何？」
あっ、そういや、レイナーレには、教えてなかったなぁ。
……仲間になるし、教えてもいいか。
俺は、その後、レイナーレに俺のことを話した。 自分のこと、死んだこと、能力のこと、そして、目的を……
「そ、そんなことが」
「納得してもらえた？」
「……確かにそれなら、さっきの力も納得出来るわね」
「その話をふまえて、俺の仲間になってくれないか？レイナーレ」
「……」
まぁ、無理を言うつもりは、ない。
ダメなら、イッセーを襲わないように、動けばいいしな。
「…分かったわ」
「ありがとうっ！」
「ありがとうっ！」
だきっ
「～～～っ！」（／／／）
おっと、レイナーレに抱きついちゃった。
「ご、ごめん。気分を害したかな？」
最初のコメントを投稿しよう！